首都・ティンプー
空港があるパロから車で移動すること約1時間。
道はキレイに整備されています。パロ川のきれいな流れや、そのへんを歩いている牛、橋にたなびくカラフルなタルチョ(プレイヤーフラッグとも言う)を眺めていると、あっという間にティンプーに到着です。
ティンプーに入ると、今までの景色とは打って変わって、一気ににぎやかになり、車の数もお店の数も増えます。
車の数も年々増えているようで、渋滞もよく起こるようになりました。
このティンプーに、王宮や行政機関などの中枢が集まっています。
では、早速見どころをご紹介!
タシチョ・ゾン
「ゾン」とは、簡単に言うと、【「庁舎」とか「地域の最高機関」が入っている建物】で、各県にゾンがあります。
ティンプーは首都なので、ブータンの政治の中心がここになります。
そして面白いのが、ブータンは宗教の総本山もタシチョ・ゾンにあるのです。ですのでここは、宗教と政治の最高峰が集まっている場所なのです。
このタシチョ・ゾンに国王の執務室があります。
タシチョ・ゾンはティンプーの中心地からほど近い場所にあります。
ものすごく重厚感のある建物で、圧巻です。入り口に向かう途中、右側に王宮がちょっと見えるのですが、そちらは写真撮影不可でした。
ゾンは撮っても大丈夫です。
中に入る際は、荷物のセキュリティチェックがあるので、そちらに荷物を通してください。
階段を登ると、広い中庭に出ます。マニ車が周りにぐるりとあります。
仏間があり、そこの中を見学できますが、残念ながらその中は撮影不可なのでご注意を。
ここにはお坊さんも住んでいるため、全部は見学できないのですが、中庭に入っただけでも圧倒されると思います。歴史的な建築スタイルが、私たち観光客の目にはとても珍しく映ると思います。
メモリアル・チョルテン
到着すると、たくさんのブータン人がいることにびっくりします!皆、お祈りに毎日のように来ているんです。
ここは、3代目国王が亡くなった際に記念して作られた仏塔です。
小さなゲートをくぐると、左側に大きなマニ車があります。そこにはおじいさんやおばあさんが座っていて、どうやら1日中お祈りをしているんだそうです。お祈りをして来世のために徳を積むために来ているんですが、皆の交流の場所にもなっているような気がしました。
メモリアル・チョルテンに限らず、仏塔を廻る際は、時計回りですよ~!
私達もまずは左手にあるその大きなマニ車を、左回しにまわして、左側から仏塔に向かいます。
この仏塔の中は三層になっているとのことですが、中には入れませんでした。いつか見てみたいです。
時計回りに3周すると良いので、観光客もお祈りに来ている人も、みんな一緒にぐるぐる周ります。
クエンセルポダン(ブッダポイント)
ティンプーの南側にある、小高い山の上に鎮座している、大きな仏像です。
仏像の高さは50mほど。私が行った時は、まだ完成前でしたが、現在は完成しています。
ティンプーの若者のデートスポットにもなっているようです。
ここからティンプー市街も見下ろせます。
サブジ・バザール
ティンプー最大の市場です。
野菜や肉、果物、ちょっとした日用品がたくさん売られています。
ブータンでとれたものがほとんどですが、インドから輸入されたものや、日本からのお米などもあります。
観光客がお土産用に買えるものはほとんどないので、ここはブータン人の生活の一部を楽しむつもりで見て回ってください。
1階と2階に分かれています。そんなに大きい市場では無いので、迷うこともありません。
ターキン保護施設
ブータンの国獣・ターキンを近くで見ることが出来ます。
ターキンとはウシ科の動物で、生息地はインド北東部や、チベット、ミャンマーの北部など。数がどんどん減っているようです。
なかなか会うことができないので、ぜひ見に行くことをおすすめします!
タイミングによっては、なかなか姿を現さないこともあるかもしれないので、会えたらラッキー!くらいの気持ちで行ってみましょう。
ちなみに私が行った時は、こんな感じでした。
まだまだある、隠れた見どころ
この他にも紙漉き工場や、ドゥプトプ尼僧院、芸術美術学校など、小さくてもブータンの文化に触れられる見どころが沢山あります。
ほとんどが、ティンプー市内または少し郊外にあるので、移動はそんなに時間がかかりません。
自分の興味のある部分を、予約時にリクエストしておくと、アレンジしてくれます。
当日の予定変更も、可能な限りは対応してくれるみたいです。(あんまりにも大きく変更は無理だけど・・・)
ブータンに行く際の、参考になれば嬉しいです。
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